2004年02月17日

イマドキの高校生

日本青少年研究所と一ツ橋文芸教育振興会が、日米中韓の高校生各1000人に対して行った調査の結果(PDF)が発表された。

男と女についての4カ国の高校生の考え方の違いなどが窺えてなかなか興味深い。

日本においては、学校委員長、生徒会会長、文化祭の実行委員長、部活動のリーダーは女子が多いにも関わらず、なぜかクラス委員長は男子が多かった。
また、自分の目標を持って頑張っている人やクラスのリーダーになっている人、困難なことに挑戦する人は女子に多いが、校則をよく守らない人も女子に多く、流行に敏感な人は圧倒的に女子が多いという結果だった。

女は女らしくすべきだと男子の約40%がそう思っているのに対して、女子の約77%はそう思っておらず、男は男らしくすべきだと思っているのは男子の約半分、女子の約40%と、男子に比べて女子は自ら女らしさを放棄しつつあるということが浮き彫りになったようである。

興味深いのは、結婚前は純潔を守るべきであると思っている割合である。
中韓が約75%、アメリカが52%あるのに対し、日本は33.3%と4カ国中最低であるだけではなく、日本以外の3カ国は、男よりも女の方がそう考えている割合が多いのに対して、日本ではそう思っている割合が男よりも女の方が少ないことに驚かされる。(男40.9%、女29.2%)
これでは援助交際が一向に減らないはずだ。

また、先生や親に反抗することがよくないことだと思っている割合も、韓国で約80%、中国で約70%、アメリカで約半数、日本がそれぞれ25%と20%で、4カ国中日本が最低レベルにあることがわかった。
一方で、盛んに報道される親による児童虐待事件の数々...。

俺がいうのもなんだが、日本の教育は根本から崩壊させられてしまったんだろうなぁ。

投稿者 Junkie : 2004年02月17日 22:20